2013年4月23日火曜日

埼玉のライオンと地獄のハゲタカ犬・ケルベロスの戦い

 
埼玉では、この西武対サーベラスの対立が話題のようだ。

それもそのはず、いわゆる「ハゲタカ」であるサーベラスが、もっと西武の株式を買い増して、その4割を取得することで、自分の息のかかった役員をもっと送り込んで、不採算部門の整理、なかでも西武ライオンズと西武鉄道の不採算部門の整理をしろと言ってきているようであるからであります。

(サーベラスは英語読みでわかりにくいけど、実は地獄の番犬、ケルベロスの意味らしい。名前からして悪の組織っぽい( ゚д゚ ))


今、西武は持っている鉄道がいくらかあるわけなんですが、その中でも廃止対象に挙げられている地域の地元の人たちが、それを知って、自分たちの生活インフラが廃止されてしまう、ハゲタカマジウゼー、ふざけんな!的な勢いで盛り上がってきているようです。

ところがこのハゲタカであるサーベラスは、ほかのニュースを見ると「そんなこと言ってないデース」とか「重要性を理解してマース」とか言っていて、西武ライオンズの売却も西武鉄道の不採算部門もそのままにします、今のままです、ほんとそのままなんです的な感じで発言を続けているところのようです。

この話は、西武とサーベラスが、いよいよ上場に向けて進んでいっている途中で、予想した株価にならないことが原因で、サーベラスがもっとあーしろこーしろ言ってる話がこじれて、西武側がキレて「このクソハゲタカがこんなこと(公共性を無視して金儲けの材料にして我々の生活を破壊するようなこと)を言ってますよ!」を関係の地元の皆さまに暴露した結果、関係者が「ぬぁぁぁにぃぃぃ(怒)」みたいな形になっているようであり、そもそも発端としては、どうやら本当に赤字のものはみんな切り捨てて、株式再上場時に高い株価を付けて売り抜けたい、というのが狙いだったようです、が、はたしてこの話、今後どうなるのかなー、という意味では、プロ野球を見るより、かかってるお金とか生活とか気合いや本気度が違う分だけ、見ていてドキドキする感じがします。

だけどこの話、そもそも西武グループ自体が、なんで今のような形になってしまったのか、税金をちゃんと払わないビジネスモデルが批判されて今のような地位になったんじゃね?とか、現在の経営の流れを汲むのが本当に社会にとってプラスなのか?とか、公益があるからと言って、私企業が赤字の事業をその裏付けもなく続けていていいのか?とか、あるいはこういうニュース自体が人々の耳目を引くことで株式の価格に影響させるためにやっているのか?とか、いろいろと考えどころもあります。

まあ、ハゲタカさんの考えは、安く買った株を、とにかくいろいろやって高く売り抜けて金儲けしたい、ついてはそのせいで誰かが泣いても別に構いません、それだけじゃないかと。
(但し、自分が悲しい目になることは除く、みたいなね。)

決戦は6月です。ニュースをお楽しみに。

地平を駈ける獅子を見た☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ 

歌:松崎しげる