「チェシャにゃんこちゃん」とアリスは、ちょっとおずおずときりだしました。そういうよび名を気に入ってくれるかどうか、さっぱりわからなかったからです。でも、ねこはニヤニヤ笑いをもっとニッタリさせただけでした。「わーい、いまのところきげんがいいみたい」とアリスは思って、先をつづけました。「おねがい、教えてちょうだい、あたしはここからどっちへいったらいいのかしら」
「それはかなり、あんたがどこへいきたいかによるなあ」とねこ。
「ならどっちへいってもかんけいないじゃん」とねこ。
不思議の国のアリス
Alice's Adventures in Wonderland
ルイス・キャロル 著
Alice's Adventures in Wonderland
ルイス・キャロル 著
でも、ある日思ったんだよね、未来はどうなるんだろうと思っていても、自分で動かない限り何かに流されてしまって、ただ人生、人のいいように流され続けるだけというか。
だから、自分で決めないといけないのだよね。
ただ自分で決めるというプロセス、自分のものの考え方って、自分ですべて思いついたように思っていても、実は昔一緒にいた人の行動をコピーしていたり、本を読んだりしてその言葉が影響していたり、外部から吸収されたものが深層意識に沈んでいて、それが「なんとなく」今の行動を指示していたりする。
とにかく、自分がその行動を何となく選ぶとき、それがいったいどこから来たのだろうか?って考えてみるのは、とてもおもしろい。
嫌いな人への反発っていうのはすごくあると思うのだけど、反面、その嫌いな人と同じようなことをしてないか、あるいはそのせいで本当にやりたいことが何となく億劫になってできなかったりしないだろうか?
でもそれは、単に大した手間ではないけれど、恐怖心の刷り込みみたいなもののせいでできないのかもしれないよ。
ならば、それは克服すればとても気持ちのいいことかもしれない。
とにかく、自分自身が何で今それを選んでいるかということを、ちょっと一回自分でおさらいしてみて、何か澱んだ感じがしたら、それはおそらく克服するべきものじゃないかと思ったのよね。
で、「こうしたい」って決める、みたいな。
で、「こうしたい」って決める、みたいな。
まとまりませんが。