オワコン「終わったコンテンツ」という言葉があるけれども、昨今は元会員制SNS(てかmixi)の凋落ぶりがひどい。
自分もmixiを見に行くのは、自分が書いた過去の日記を読みに行くときだけ。
なぜここまで使わなくなってしまったのだろうか?と、自分なりに考えてみたけれども、大きいのは「みんながいなくなったから」というのがひとつ。
でも、これは結果が原因に作用しているので、直接的な原因とは考えにくい。
自分的にはふたつ、ひとつは日記検索機能がなくなったこと。何かを書こうと思ったときに、参考になる文章を押さえてからがいいというのは当然。前に言ったことと今回言うことに整合性がないのはイヤな感じなので。
足跡機能がなくなったのも、ちょっとマイナス。自分の狙った相手に読んでもらえているのかどうかわからなければ、これまたモチベーションに影響する。
このふたつは、おそらく招待制ではじめながら、だれでも入ってOKに途中から変えちゃったことによるだろう。
その招待制のメリットの上で栄えていたものを、安易にメンバー数を増やそうとしたのかどうかは知らないけれども、誰でも入れるものにしてしまったので、もう普通にブログを匿名で書くのと変わらなくなってしまったし、あろうことが本人バレすると自分の友人関係まで誰だかわからない人に芋づる式にばれるとなると、もう行く気が失せるのも当然である。
mixiに限らないけど、そろそろネット界のサービス提供者は、ネットを利用していても、誰も何のメリットもないのに個人情報をネットに晒したいバカはいない、ということを理解するべきじゃないだろうか?
おそらく、この流れはお金を出してる偉い人が色々言ってることを、ハイハイと聞いた結果なのだろう。
誰が何に興味があるか、それを掴めば商売は簡単だからね。
しかし、欲しいものが「あなたこれが欲しいでしょう」と言って、どんどん知らない奴からアプローチがかけられるというのは、はっきり言って、気持ち悪いから相手にしたくない。
自分がそうされればいやなことを、人にするなっていうルールを、時に商売人っていうのは忘れる傾向があるんじゃないかと思う。
でも、本当に愛される仕事というのは、そこのところを、きちんと押さえているってことじゃないだろうか?